「中身のないラノベ」≠「たいしたことのないラノベ」 - シロクマの屑籠中身がないというのはまた事実なんだよね。
その批判はある意味で正しく的外れではない。批判する人たちは、低俗な文学だと決めつけ、否定したいのだろう。そういった作品も確かにライトノベルの中には一定数ある。ただ、中身がないことが悪いということは必ずしもないのだ。ライトノベルの中でも極限に簡略化された作品である「僕は友達が少ない」は、その簡略化において文章や文化に貢献している。
この簡略化は、作者が苦労を重ねて編み出してきた技術だ。誰にでも出来るわけでもない。また、ライトノベルがという下地があったからこそとも言える。
その貢献は、賞賛されるべきことだし責められることではない。そして、何かしらの形で今後とも脈々と受け継がれていくに違いない。
よって胸を張って中身がないライトノベルを書いてもらって構わないのだ。価値ある物を否定する権利は誰にもない。批判はしてもいいが否定は出来ないというのが結論だ。
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