【広角レンズ】ライトノベルが熱い 女性、30代…広がる読者+(1/4ページ) - MSN産経ニュース超訳
●ライトノベルの推定販売が拡大している。書籍の販売が落ち込んでるのに、成長している数少ない市場だ。そして、その流れに乗って、先行する角川グループ以外にも小学館がガガガ文庫・ルルル文庫をそして講談社が講談社ラノベ文庫を作った。角川グループはMFをリクルートから買収して強化している。
●売れる理由
角川グループホールディングスの柿沢史行IR・広報室長
「想定読者は男子中高生だったが、ここ数年は女性の読者を獲得できていることが大きい」
その他、中高生が大人になって(20代、30代)も読み続ける。
「イラストと小説が一体となったパッケージ商品で、漫画とは親和性が高い」
漫画、アニメなどメディアミックスなどに力を入れている。
例、アクセル・ワールド、これはゾンビですか?
ハルヒ、とある魔術の禁書目録などのベストセラーになるシリーズ作品が出ている。
16年から21年の5年間で新刊発行点数は3割近くも増えた。しかし、同じ5年間で1点当たりの発行部数は約1・3万部から約1・2万部へと減少傾向。売れる作品と売れない作品の二極化。
販売拡大には、限りある売り場面積という問題も。
岐路に立たされる。関係者はまだ伸びしろがあると見る。
●ラノベと一般文芸作品との境界性
有川浩や冲方丁などがラノベから一般文芸に進出。逆に宮部みゆきがラノベに進出。
ラノベ的手法の一般文芸への導入。アニメ調のイラスト。
多様なジャンルがあり、一般小説とは区別がつかない。文庫のため買いやすい。
出版科学研究所によるデータ
ライトノベルをめぐる状況
平成16年 平成21年
推定販売金額 265億円 301億円
新刊点数 2179点 2787点
1点あたりの部数 1.3万部 1.2万部
平均価格 622円 616円
相変わらずどれがライトノベルかどうか定かではないが、平均価格、部数は減少、点数、販売金額は増加している(平成16年から平成21年とを比較)
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