~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【3】新刊速報&メッセージ: 西尾維新さん ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『100パーセント趣味で書かれた小説です。』。 『化物語』をそんなフレーズと共に世に送り出してから幾年が過ぎ、 今、シリーズ化したその世界観に何度目かのピリオドを打つ一冊『恋物語』を お届けできることをとても嬉しく思います。 冊数にして12冊目。 ここまでくればそろそろ『趣味』から『労働』になっているのではと思いきや、 さにあらず。 むろん、素晴らしいアニメを作っていただいたり、別シリーズを始めてみたり、 今回のような大々的なフェアを開催していただいたり、 『発表する気もなく自分用に書いた』とはさすがに言えなくなっておりますが、 それでも意欲そのものはあの頃と同じです。って言うか、たぶん『労働』だっ たらこんなには働かない。 一冊一冊、一話一話を常に最終話のつもりで書いている物語シリーズとは言え、 セカンドシーズンと銘打って始めた一連のお話をこうして『書き尽くせた』の は、やっぱり『趣味』でやってるからなのだろうなあと思います。 漫画化と文庫化に同時に恵まれた『零崎双識の人間試験』から始まる人間シリ ーズも、あるいは今まで書いてきたどの小説も、根本にあるのはきっとそんな 趣味性なのでしょう。 これからも僕は小説に、そして物語に『尽くして』いきたいです。 西尾維新
ソース 講談社メールマガジン
小説を書くことを趣味と言い切れる事が凄い。
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