2011年12月16日金曜日

恋物語発売記念 西尾維新からのメッセージ

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【3】新刊速報&メッセージ: 西尾維新さん
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 『100パーセント趣味で書かれた小説です。』。
 『化物語』をそんなフレーズと共に世に送り出してから幾年が過ぎ、
 今、シリーズ化したその世界観に何度目かのピリオドを打つ一冊『恋物語』を
 お届けできることをとても嬉しく思います。
 冊数にして12冊目。
 ここまでくればそろそろ『趣味』から『労働』になっているのではと思いきや、
 さにあらず。
 むろん、素晴らしいアニメを作っていただいたり、別シリーズを始めてみたり、
 今回のような大々的なフェアを開催していただいたり、
 『発表する気もなく自分用に書いた』とはさすがに言えなくなっておりますが、
 それでも意欲そのものはあの頃と同じです。って言うか、たぶん『労働』だっ
 たらこんなには働かない。
 一冊一冊、一話一話を常に最終話のつもりで書いている物語シリーズとは言え、
 セカンドシーズンと銘打って始めた一連のお話をこうして『書き尽くせた』の
 は、やっぱり『趣味』でやってるからなのだろうなあと思います。
 漫画化と文庫化に同時に恵まれた『零崎双識の人間試験』から始まる人間シリ
 ーズも、あるいは今まで書いてきたどの小説も、根本にあるのはきっとそんな
 趣味性なのでしょう。
 これからも僕は小説に、そして物語に『尽くして』いきたいです。

 西尾維新 

ソース 講談社メールマガジン

小説を書くことを趣味と言い切れる事が凄い。 
  

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